TOCFL(華語文能力測驗)受験記 [2014/05/03]
国際的な中国語の試験といえば、やっぱり「HSK」でしょう。HSKは中国大陸政府が実施している中国語能力試験です。
一方で、台湾政府が実施している中国語(台湾華語)試験というのも存在していて、これが表題にもありますようにTOCFLです。
すごく・・・マイナーです・・・
そもそも台湾で暮らしておりますと、日本在住の日本人の友人、知り合いからちょくちょくこのような質問を受けます:
台湾の公用語ってなに?台湾語?
んー、なんともシブい質問ですね。詳細はここでは説明しませんが、中国語(台湾華語)です。
さて、僕はTOCFLを台北城市大學というところで受験しました。台北在住の台湾人に「台北城市大學って知ってる?」と聞いたところ「知らない!」と言われました。北投の僻地にございます私大ですので、あまり有名ではないんだと思われます[要出典]
本当は師範大學で受けたかったんですが、申し込みをサボって後回しにしていたため満席でした。
僕はBandA(Level1〜2)とBandB(Level3〜4)を受けてきました。Level1が一番簡単でLevel6が最難です。
今回はLevel1〜3まで合格しました。Level4には届きませんでしたが、そいつはまた秋にということで。
各種検定との難易度比較表です。
Steering Committee for the Test Of Proficiency-Huayu (SC-TOP)
http://hp.vector.co.jp/authors/VA041735/chc/kaoshi.htm
試験対策について。マイナーな試験なので、試験対策本はほとんどありません。
選択肢がほぼないので、模擬試験1回分(300元、たけえよ)と赤い本(360元、赤本ではないです)を買いました。あと、みんなが大好きな「實用視聽華語」も自分でBOOK 2までやりました。これらの本は、師大書店(捷運台電大樓から徒歩10分、師範大學對面の師大綜合大樓バス停近く)行けば定価から20%引きくらいで買えます。日本では・・・買えない気がします・・・
そういえば、台湾には本の再販制度がないようで、本を各所で廉売してます。誠品書店なんかはほとんど定価売りですが、あそこはあそこで3000元買えば免税になるようです(消費税分5%、要パスポート)
なにしろマイナーな検定なので、TOCFLについて人に話すとき、まず台湾の公用語についての説明からはじめなくてはならないという面倒臭さがありますが、台湾華語マニアにとってはたまらない検定だと思います。